タラノメの収穫
竹やぶ開拓をしたら、生えてきたタラノキ。
これは滅茶苦茶嬉しかったですね〜。
タラノメは、だいたい桜の花が咲く頃に収穫期を迎えると聞いていたので、桜が咲き始めてからは毎日のようにタラノキをチェックして、今か今かと心待ちにしておりました。
いまは2023年3月31日。場所は千葉県富里市。
竹やぶでは、タラノメの旬を迎えています。
そしてとうとう先日、収穫した初物のタラノメを天ぷらでいただきました。
「美味しい!」
私が食べたかったタラノメはこれ!この味こそが、あのときのタラノメの天ぷらだ!
実は子供のころに、家族旅行で訪れた蓼科高原で食べたことがあります。
それが恐らく、生まれて初めてのタラノメ。
もっちりとした歯応えがあって、コクのある味で、もの凄〜〜く美味しかった記憶が残っています。
大人になって「タラノメの天ぷら」に出会う度に、期待を込めて味わうのですが、あの何とも言えない美味しさにはついぞ再会かなわず。
あの味は何だったのだろう?と、ずっと不思議に思っていました。
今回、タラノキについて調べてみてようやく謎が解けました。
タラノキには「天然もの」と「栽培もの」があること。
天然ものと栽培ものでは、味が違うらしいこと。
栽培ものの多くは、「ふかし栽培」という栽培方法で、収穫前の一定期間は温室内で水耕栽培されていること。
なるほどね〜。ひとくちにタラノメと言っても、いろいろ出生に違いがあるのですね。
タラノメは山菜なのだから、天然のものだろうと何の疑問もなく思い込んでいました。
因みに天然もののタラノメは、根元の部分が赤く、栽培ものでは赤くないらしいですよ。
そう言われて、スーパーのお品物をつくづく眺めてみると、あらホント。赤くない。
そして、竹やぶのタラノメはこんな色をしています。
因みに天然のタラノキには、鋭い棘がたくさん生えてきます。
だから収穫するときは必ず革手袋をはめています。
収穫方法は至極カンタン!芽の根元を握ってポキっと折るだけ。
私はテッペンの芽だけを収穫しました。
下の方から今後芽が出てきても、採らないで育てます。
あまり芽を摘んでしまうと、樹勢が落ちるそうですから。
あとは、背が高くなり過ぎると来年の収穫が大変になるので、近いうちに下の方の芽を2つくらい残して剪定しようと思っています。
基本的には丈夫な木であるらしいのですが、タラノキには立ち枯れ病という病気が出ることがあるそうです。
蒸し暑い時期に根を傷つけてしまうと感染しやすいらしいので、梅雨時から夏にかけては、タラノキが生えているエリアにはあまり立ち入らないようにしようと思っています。