竹やぶ開拓、続いたワケ。
なぜ、竹やぶの開拓を続けることができているのだろう?
自分の性格を顧みて、決して根気があるわけでもないし、コツコツ地道に何かを続けるのが得意な方でもない。
むしろ苦手だ。
日記をつけようとしても、早寝早起きをしようとしてみても、習慣的に瞑想してみようとか思っても、なかなか1週間、いや3日でさえ続けられない。
でも何故だろう。竹やぶの開拓だけは、2021年秋から今日まで、1年5ヶ月以上もの間続けている。
不思議だなぁと、我ながら思う。
でも不思議に思うけれども、楽しくて仕方がないから、たとえ人から止められたとしても、もはややめられないと感じている。
何がそんなに楽しいかって?
それは、この場所に立って景色を眺めながら、
「あの斜面の薮がスッキリしたら、どんなふうになるだろう。」とか
「竹やぶがなくなって、あそこの木の姿がはっきり見えるようになったら綺麗だろうな」とか妄想すること。
これが、もう時間を忘れるくらい楽しいのだ。
鳥の声やカエルの鳴き声に包まれながら、いつまでもいつまでも飽きずに眺めて夢想してしまう。
そうして未来を夢見ているのも心躍る時間であるし、もちろん過去の景色を見返すのもまた、達成感を感じる幸せな時間だ。
竹を切っていると、ついその作業にばかり気を取られてしまうけれど、折に触れて写真を撮っておくことはとても大事だと、後からしみじみ思う。
開拓前の景色は、正直あまり綺麗だと思えなかった。
ボウボウと茂る竹やぶと、そこに無造作に絡まるツル植物。写真を撮りたいとも思えなかった。
綺麗なものを見つけた時は、反射的にスマホを取り出してカメラに残そうとするのに、あまり綺麗と感じられないものには、ついついカメラを向けなくなる。
これはもう、無意識の心がさせていると言ってもいい感じで、うっかり撮り忘れてしまうのだ。
けれども後から眺めて楽しく、心の中で現在と比較して達成感や満足感に浸れるのは、まさにこの「before」の画像だ。
もし今開拓作業などされているなら、ぜひこの「before」の状態を確認できる、全体像を捉えた画像を残しておかれることをお勧めしたい。
全体の景色がわかるような写真は、つくづく撮っておいて良かったと後で思うことが多い。
つまり、撮っておかなかったことを悔やむことが多いのも、やはり全体を眺められる写真だ。
今となっては、過去のその時点の記録を残すチャンスを逃したことを、実にもったいなく感じる。
今日は、竹やぶ伐採の途中経過を振り返りやすいように、過去の写真を時系列で並べておこうと思う。
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2021年10月31日
竹やぶ伐採前。写真の中央やや上あたりの明るい緑色のところが、最初に伐り始めた竹やぶ。
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2022年4月8日
2021年秋には壁のように密生していた竹やぶが、だいぶ奥まで見通せるようになった。
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2023年3月20日
2023年1月頃から、左手斜面の竹も整理。
右側の竹やぶも幅1〜2m分伐りひらいたので、2022年には竹に囲まれていた木の樹形がはっきり見えるようになった。
落ち葉から推測すると、たぶんこの木はエノキ。大好きな木の1つだ。
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