ブログ,  竹やぶのこと

タラノキの剪定

2023年4月3日 タラノキ

タラノキの剪定は、タラの芽の収穫とほぼ同時期に行うらしいのです。
樹勢を落としたくないので、1番上の芽だけを収穫したら、2番目以降の芽は一切採らずに剪定しようと決めています。

剪定と言っても、すーーーっと真っ直ぐ1本伸びているタラノキを、根本近くで切るだけです。
根本の芽を1〜2個残して切る、ということらしいので、まじまじと幹をチェックして芽の位置を確認しました。

私が慣れていないせいだと思いますが、芽を見つけるのはちょっと大変。
上の写真の中にも、1つ芽があります。

答えは こちら。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓

あまり目立たないけれど、芽があります。

この芽を2つ残して切れば、2つとも無事に育ってくれた場合には、1本のタラノキが1年後には2本になっているわけですね♡

昨年の春には生えていなかったのに、だいたい大人の身長くらいの高さまで、1年で生長しました。
ということは、剪定せずに放っておくと、来春は梯子を使わないとタラの芽に手が届かなくなる可能性があるのかな。

剪定の時期が遅れるのも、あまりよろしくないんでしょうね。
学生の時に生物の授業で、「頂芽優勢」ということを習った記憶があります。
つまり上の方の芽ほど先に早く成長するわけですよね。

仮に上の方の芽が出て育ってしまった段階で剪定すると、タラノキが芽を成長させるために費やしたエネルギーが、無駄になってしまうのではないかと思います。

なので、2番目や3番目の芽が出ないうちに剪定するべく、今日はノコギリ片手にタラノキのもとへ向かいました。

これで合ってるのかなぁ〜?と不安ではありますが、2芽残したと思われる場所で切ってみました。

2023年4月3日 20センチほどの長さになりました。

一般的に木の剪定をするときは、切断面を水平にせず45度の角度をつけるのが良いということを、何かの本で読んだ気がします。

水平に切ると、雨水が切断面にたまって腐りやすくなるから、ということだったと思います。

なので、切断面がなるべく斜めになるように切りました。

それにしてもタラノキは、「木」と呼ぶには不思議な樹形をしています。
他の落葉樹だったら、葉を落としている冬の時期でも、幹から何本もの横枝を伸ばしていますよね?
でも冬のタラノキは、横枝がなくて、ただただ1本なのです。
何本も集まって生えているタラノキの姿を見ると、思わずムーミンのニョロニョロを連想してしまいます。

2023年1月14日 ひょろひょろと棒のような姿がタラノキです。

このまま剪定しなかったら、2年目には、タラノキはどんな樹形になるのでしょうね?
芽を採り損なってしまった小さめのタラノキがあったので、そちらをそのまま試しに育ててみようと思います。

収穫しそこなったタラの芽。成長して葉を広げていました。

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