手を抜きたいなら やっておくべき事
いま、心の底から猛省していることが1つある。
畑仕事の手間を省いて楽にしたいなら、これだけは面倒くさがらずにやっておくべきだったと。
それは、何よりもまず最初に畝を立てておくこと。
これさえやっていたなら、梅雨の時期にボリジが腐って枯れるのを防ぐことができたかもしれないし。
イネ科の雑草と見間違って レモングラスを根こそぎ刈ってしまうことも、雑草に被われて 種を蒔いた場所を見失うことも、みんな、みんな 防げたかも知れない。
最初にこの畑を借りてハーブを植え始めた頃は、まだどのくらいの範囲にどのくらいの種類のものを植えようというキッチリした計画が全くなかったし。
そもそも自分1人でどのくらいの面積を管理できるものなのかも、皆目見当がつかなかったんですよね。
やっぱり、何でもやってみなきゃ分からないもんですね〜。
無計画で楽観的な私は「植えていけば、それなりに形になるだろう」と思っていた。
だからいま思えば、何ともゲリラ的にハーブや野菜の種を蒔き、苗を植えていってしまったのでした。
なので今現在、畑にはさまざまなハーブ類と少しの野菜たちが点でバラバラに生えており、草刈りをするときには、それらを避けつつ刈っていくので非常に効率が悪い。
私の技術では、ハーブのキワキワまでは刈り払い機で刈れない。
だから、残ったところは鎌を使って手で刈っている。
これが、非常に手間がかかって非効率極まりない。
特にいまは真夏だから、猛暑の中でのこの作業は心身ともにこたえます。
手作業が大変だからと、鎌で手刈りする面積を減らしたい一心で刈り払い機を動かしていると、雑草の茂みに隠れていたハーブの枝葉をウッカリちょん切ってしまうことも多々あり。
ひどい時は根元から刈り取ってしまったこともあり。
これまた効率悪いな〜、「せっかく育ってくれてたのにな〜」と悲しくなります。
ところでここ富里では、今年は梅雨の終わり頃に1〜2週間ほど、毎日のように雨が降り続きました。
すると、それまで元気に花を咲かせていたボリジが根元から腐り始めて、まだたくさん蕾が残っていたのにそのまま枯れていってしまいました。
畝には水はけを良くする機能もある。
だから、畝を作って植えてさえいれば、もしかして梅雨の後も花を咲かせていたんじゃないかと思うのです。
でも、悔やんでばかりいても仕方ない。
ズボラにハーブ作りを楽しむ未来を手に入れるために、来年の夏に向けてワタクシ、一念発起いたしました。
いよいよ これから畝を作っていくよ!