竹やぶ開拓を始める
2021年秋。いままで畑としてお借りして場所に、トラクターが入ることになったので、別の場所へハーブ達をお引越しすることになりました。
上の写真では分かりにくいのですが、白線よりも手前が畑、奥が竹やぶです。
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手前の畑部分は、2021年の春にトラクターで整地して畑にした所。
それまで何年も使われずにいた場所なので、たぶん草の種子や宿根草の根がたくさん土の中に入っていたのでしょう。
この時点では、別の方がこの畑を借りて使われて懸命に手入れされていたのですが、草の勢いが凄まじく、2021年の秋には写真の通り、とにかく草が生い茂っていました。
私が家庭菜園を始めたのは、2021年春です。(上の写真の場所とは別の畑です)
最初はそれほどこだわりもなく、有機堆肥を使って、無農薬・無化学肥料で作りたい、くらいしか考えていなかったのですが、次第に考えが変わりました。
最初のきっかけは、何年も前に友人から貰ったこちらの本。
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「野菜の自然栽培入門」徳野雅仁/著
「そういえば、家庭菜園の本があったよね〜。」と思い出してこちらの本を読むうちに、自然栽培の魅力にどっぷりハマってしまいました。
虫を捕らなくていい!
肥料が要らない!?
作物が自力でうどん粉病から回復する???
凄い!なぜ?どういうこと?
私のいままでの常識を覆す不思議な内容に、驚きが止まらず。
気がつけば、自然栽培や自然農についてのYoutube動画を観まくっていました。
そして、「耕さず、虫や草を敵としない」という自然農のやり方でやっていきたい!と強く思うようになりました。
畑として借りられる場所で、なおかつトラクターが暫く入る予定のない場所。
そういう場所がいいなぁと考えた時に辿り着いたのが、現況竹やぶのこのエリアだったのです。
でもねぇ・・・今思えば、最初は「開拓」を軽く考えていました。
刈り払い機でダーッと刈ってしまえば、案外 短期間で畑として使えるスペースを確保できるだろうと。
が、しかし。
始めて5分と経たないうちに、自分の見込みの甘さを思い知りました。
まず、刈り払い機で竹を刈ると、手前に竹が倒れてきます。
そしてその竹をどかさないと、奥へと刈り進むことができないのです。
その都度、刈り払い機を肩から下ろして伐採した竹を運び、再び「ヨッコラセッ」と刈り払い機を担いでは竹を切る。
これはハッキリ言って、面倒臭いこと この上ないのです。
さらに、それ以上に厄介なことには、刈った竹の「切り株」が大量に残ってしまって、地面からニョキニョキ突き出ていたこと。
切り株のせいで、地面は「超巨大健康ツボ押しサンダル」と化してしまい、この上を歩くことは結構な苦痛を伴いました。
私の長靴が軽量長靴だったせいで、靴底が比較的薄くて柔らかかったことも事態を悪化させたとは思います。
とにかく足裏が痛いし、バランスを崩して転びそうになるし。
奥へ伐り進むためには、刈り払った竹やぶ跡地に無数に残っている全ての「切り株」を地際で切って一掃する、という金輪際やりたくない二度手間を余儀なくされました。
ということで、刈り払い機を使うことは、すぐに諦めました。
結局この日から今日まで、ずぅーーーっと「竹用ノコギリ」1本で開拓しています。
竹用ノコギリなら、地面スレスレで竹を切れますし。
軽いから、持ち運びも格段に楽です。
結論としては、竹を切る作業には、ノコギリそして怪我を防止するための皮用手袋、それから(ついつい着用しないで行ってしまいますが)防護メガネがベストチョイス、だと思っています。