秋ジャガイモの芽出し
お盆も過ぎて、秋ジャガイモの植えつけ時期が近づいてきた。
そろそろ今年の秋植え用に保管しているジャガイモの様子を確認しなくちゃね。
⭐️今回の保存方法について、詳しくはこちらのブログに書いています。
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秋ジャガは、涼しい場所で保管した方が休眠を打破しやすいらしいので、なるべく日の当たらない気温が低そうな場所で保管中。
種芋が全滅するリスクを回避したくて、ジャガイモは以下の3箇所に分散させました。
①段ボールに入れて 自宅の普段使っていない1階の部屋で保管
②自宅の1階洗面所の床下収納
③畑の土の中
結論から言ってしまうと、春植えで育てて収穫した芋を秋植えで使うなら、グラウンドペチカ(別名デストロイヤー)がオススメ!というのが個人的な感想。
あくまで、グラウンドペチカ・インカのめざめ・デジマの3種類だけで比較した結果ですけれど。
また保管場所については、保管の手間や腐るリスクなどを考えると、比較的涼しい部屋でダンボールに入れておくのが良いかなぁと思います。
ではひとまず、それぞれの保管場所のジャガイモを見ていきましょう。
①段ボールに入れて 自宅の普段使っていない1階の部屋で保管
この部屋は自宅の南側に位置しているけれど、我が家の南側にはすぐお隣の家があるので、あまり陽が当たらない。
ふだん使っていない部屋のため、クーラーは使っていないけれど雨戸を閉めていることが多いので、日中気温が上がりにくい。
ジャガイモは1個も腐らずに残っていて、グラウンドペチカは芽も出ている。
中にはまだ芽が小さいものもあるけれど、だいたいどの芋も上の写真くらい(5mm以上かな)のサイズ。
一方で同じダンボールに入れてあったデジマの芽は、まだかなり小さい。
結構芽が出ているものでも、芽のサイズは下の写真くらいか それより小さいものがほとんど。
②自宅の1階洗面所の床下収納
グラウンドペチカは ほぼどの芋も5mmくらいの芽が出ていて、部屋で保管していた①のジャガイモと、特に違いは感じられない。
デジマは、妙に芽が徒長しているものが1つ。
上の写真は、芽が出ているものと そうでないものを分けてみたところ。数は、ほぼほぼ半々だった。
①と同様に、床下に保存してあったものも、全て腐らずに残っていた。
③畑の土の中
1週間ほど前に台風7号の影響でまとまった雨が降ったせいか、埋めておいた所の土や麻袋、そして袋の中のジャガイモは結構湿っている。
ちなみに今年の夏は日照り続きで、先週の降雨の前は たぶん1ヶ月以上もの間 雨らしい雨がなかった。
畑で保存したジャガイモは、グラウンドペチカとインカのめざめ。
インカのめざめは、ほとんど芽が動いていない感じ。
そして、残念ながら1個腐っていた。
このジャガイモは、友人が何年も前に植えた芋が、こぼれダネならぬこぼれイモで毎年繁殖してきたもの。
放任栽培だけど無農薬・無肥料だから、言ってみれば生粋の自然栽培よね(?)。
以前のブログで【自然栽培の野菜は腐らない?】という記事を書いたけれど、すみません前言撤回します。
土の中に埋めてあったからかもしれないけれど、この芋は腐ってドロっと溶けかけていました。
グラウンドペチカは全部無事。芽が大きく育っているうえに根まで出ている!
畑から掘り出して自宅まで持って帰ってきてしまったけれど、根が乾かないうちに早めに畝に植えてあげた方がよさそうな気がする。
結論
1・保管場所について
休眠打破に役立つのは、土に埋めるのが1番かも知れない。
ただし、芽の状態を確認するためには土を掘り起こさなければならない。
ちょくちょく確認したいけれど、その都度 掘ったり埋め戻したりするのは面倒。
それに部屋で保管しても、グラウンドペチカは秋植えに間に合うペースで芽出しできたから、あえて埋めなくても良いかな。
今年の夏は日照りだったけれど、大雨が度々降るような年だと、土の中で腐ってしまわないかと心配だし。
床下収納と部屋とでは、デジマはともかくグラウンドペチカに関しては、あまり差が感じられない。
2・秋植えジャガイモの品種について
今回の結果は、実はとっても意外なものだった。
何故かといえば、ネットで私が調べた各ジャガイモの休眠期間は下記のようなものだったから。
インカのめざめ 約30日
デジマ 約60日
グラウンドペチカ (早くて)約90日
休眠期間が1番長いと思っていたグラウンドペチカが、ぶっちぎりの最速で休眠打破できたのはどういう訳だろう?
しかも最短で芽出しできると予想していたインカのめざめは、ほとんど目覚めていない様子だし。
思っていたのとは完全に逆の順番で休眠打破している。
うーん。ジャガイモ、奥が深いなぁ。
とにかくこの3種類だけで比べるなら、秋植えに最適な品種はグラウンドペチカだと思う。